今回の「古文・漢文 オワコン⁉」騒動について

今回西村ひろゆきさんのツイートした古文・漢文オワコン論がネット上で論争を繰り広げられています。ということで便乗して自分の意見を話していこうと思います。

 

初めに、自分は古文・漢文オワコン論には

 

ほぼ賛成です。ではその理由を語っていこうと思います。

 

理由①もっと必要なことあるよね?

古文・漢文オワコン論の主要の意見になる「優先順位をしっかりしないといけないよね」という話です。

現在日本では足りていない学習内容が大量にあります。例えば性教育やネットリテラシー、税金関係や政治の話など…現在授業日数はぎりぎりで、これ以上プラスできないのは事実。なら、優先順位を決めてこれからの時代に必要なものから学んでいくことの方が賢い選択ではないでしょうか

 

 

理由②どうせ使わないからよくね?

古文・漢文の能力を社会でどう使えますか?現在古文・漢文の能力を使って生活を送っているのは古文の教師や漢文の学者…ぐらいでしょう。探せばもっとあるでしょうが、それでも1パーセントにも満たないでしょう。なら、先ほどの理由①にも通ずることがありますが、ほとんどの人が使うPCスキルや今後さらに発展することを見越してネットリテラシーなどを学んだほうがいいのではないでしょうか。なぜなら、もっと必要なことがあるから。

 

 

理由③つまんないんだもん

学生の人は大体反対する理由はこれでしょう。でも当たり前です。1000・2000年も昔のことなんか興味ないよ。まだ現代語なら面白いとも思うかもしれないけど、歴史的仮名遣いだからスラスラ読めない。ホントに興味を持たせたいならマンガにしたものだったり、エロ本並にきつい文を読ませればいいのに。

 

 

反論も来るでしょうから予想してその答えもしていきます。

 

 

反論①教養として大切でしょ

この答えとしてはありきたりですが、別に学ぶことは否定していないです。またまた理由①の話をしますが、優先順位があるから学校では時間をかける必要はないのではないでしょうか。興味をもった人が独学で頑張ればいいじゃんという話です。今回、最初に読んだときに「ほぼほぼ」という言葉に疑問を覚えた人もいると思います。自分も教養として学ぶのは大賛成です。ただ、そこまで時間をとるのではなく、歴史の時間に、「この時代に紫式部によって源氏物語が書かれたんだよ。主人公がロリコンの恋愛小説なんだよ」など、この程度の話をすればいいでしょう。そこで興味をもった人が古文の単語や文法を学べばいいでしょう。なぜなら使わないから。

 

 

反論②なら数学とかはどうなの?

この反論に関しては数学は論理的な思考の仕方を学ぶために必要だからです。「あれがああなった。だからここはこうなる」と、現在の状況から未来を推測する、ここまで飛躍しなくても、物事の仕組みを理解するときに必要になります。ならば「理科ははどうなの?」となるでしょう。理科は単純に日本がモノづくりの国だからです。モノづくりの時はつくるものにもよりますが様々な知識が必要です。他にも、地理は数学のようになりますが、考える力をつけるため、などです。こうして考えてみると古文・漢文はどうでしょうか。教養という意味しか学ぶ理由はないのではないでしょうか。

 

 

 

このような理由で自分は古文・漢文オワコン論には賛成です。何度も言いますが学びたい人を止めるわけではありません。現在の日本の教育は、過去の教育に囚われて進化していません。今後日本を支えるのは政治家のおじさんではなく、現在教育を受けている若者です。今回の騒動がどこまで今後に影響が出るかわかりませんが、話し合うことはとても大切なことです。日本の未来が明るいことを祈って今回のブログ記事を終わらさせていただきます。